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1 bf11590150_0010 82 何が抵抗軍だ
2 bf11590150_0020 82 メツの侵入を許した挙句 結局 封印まで奪われたではないか
3 bf11590150_0030 82 返す言葉もございません
4 bf11590150_0040 82 アデル[ML:Dash ]
5 bf11590150_0050 82 ふん[ML:Dash ]
6 bf11590150_0060 82 陛下 これは重大な失態です
7 bf11590150_0070 82 アデル達抵抗軍に対し すぐにでも国民が納得する処断を
8 bf11590150_0080 82 陛下
9 bf11590150_0090 82 確かにそうかもしれんな[ML:Dash ]
10 bf11590150_0100 82 陛下
11 bf11590150_0110 82 ちょっと待って
12 bf11590150_0120 82 アデルはこの王都を守ろうとして[ML:Dash ]
13 bf11590150_0130 82 だまれ 陛下のお言葉に口を挟むな
14 bf11590150_0140 82 [ML:Dash ]そなたはどうなのだ ゼッタ
15 bf11590150_0150 82 今 何と?
16 bf11590150_0160 82 そなたはどうなのだ[ML:Dash ]と聞いたのだ
17 bf11590150_0170 82 そ それはどういう[ML:Dash ]
18 bf11590150_0180 82 抵抗軍を指揮するアデルを処断するのであれば
19 bf11590150_0190 82 当然イーラ軍を指揮するそなたも同じであろう
20 bf11590150_0200 82 な 何をおっしゃいます陛下
21 bf11590150_0210 82 メツを取り逃がしたのは前線にいたアデルですぞ
22 bf11590150_0220 82 我が軍がおれば取り逃がさなかったと?
23 bf11590150_0230 82 では我が軍はその時どこに?
24 bf11590150_0240 82 わ 我が軍は 国民の生命を守護することを第一と考え
25 bf11590150_0250 82 市街で避難誘導にあたっておりました
26 bf11590150_0260 82 我が国の危急に駆けつけてくれた抵抗軍
27 bf11590150_0270 82 ユーゴ皇帝陛下のスペルビア軍が 命を賭して戦っておるのにか?
28 bf11590150_0280 82 そ それは[ML:Dash]
29 bf11590150_0290 82 かような事態
30 bf11590150_0300 82 我が軍こそが先んじて メツと戦うべきではなかったか[ML:Dash]
31 bf11590150_0310 82 [ML:undisp ][ML:Dash ]
32 bf11590150_0320 82 責めておるのではないゼッタよ
33 bf11590150_0330 82 お主も見たであろう あのメツとアデル達の戦いを
34 bf11590150_0340 82 は はい
35 bf11590150_0350 82 どうであった?
36 bf11590150_0360 82 どうと言われましても[ML:Dash]
37 bf11590150_0370 82 あれは人智を超えた戦い[ML:Dash] 表現のしようがありません
38 bf11590150_0380 82 そうだ ゼッタ
39 bf11590150_0390 82 [ML:undisp ]?
40 bf11590150_0400 82 あれは我々が知る戦いではない
41 bf11590150_0410 82 あの戦いを見て朕は確信をした[ML:Dash]
42 bf11590150_0420 82 どうあがいても我らでは メツに太刀打ちできぬと[ML:Dash]
43 bf11590150_0430 82 なっ[ML:Dash]
44 bf11590150_0440 82 アデル達が成し遂げられぬことを どうして我が軍ができようか[ML:Dash]
45 bf11590150_0450 82 陛下[ML:Dash]
46 bf11590150_0460 82 [ML:undisp ][ML:Dash ]
47 bf11590150_0470 82 ユーゴ皇帝陛下 愚弟が失礼を申しました
48 bf11590150_0480 82 今や我が国の存立は風前の灯火
49 bf11590150_0490 82 抵抗軍は 最後の希望の光
50 bf11590150_0500 82 天の聖杯を滅するため 再度ご助力頂けないだろうか?
51 bf11590150_0510 82 元よりそのつもりでここに参ったのです
52 bf11590150_0520 82 そうですよね アデル王子
53 bf11590150_0530 82 ああ
54 bf11590150_0540 82 陛下
55 bf11590150_0542 82 このアデル・オルドー 命に代えても祖国の未来を護り抜く所存です
56 bf11590150_0550 82 ところで[ML:Dash]
57 bf11590150_0560 82 ラウラ殿といったかな?
58 bf11590150_0570 82 えっ 私? は はい!
59 bf11590150_0580 82 そなたの働きも見事であった
60 bf11590150_0590 82 いえ[ML:Dash]
61 bf11590150_0600 82 聞けば騎士でも兵士でもないと言う
62 bf11590150_0610 82 はい ここからは遠い辺境の村の出です
63 bf11590150_0620 82 今はさる傭兵団に属しています
64 bf11590150_0630 82 やはりそうであったか[ML:Dash]
65 bf11590150_0640 82 ラウラ殿 市井の臣であるそなたの働きに応えたい
66 bf11590150_0650 82 我が国の騎士の称号 受けてはもらえないだろうか
67 bf11590150_0660 82 私に騎士の称号を?
68 bf11590150_0670 82 おお それは良いですね
69 bf11590150_0680 82 とんでもない 私なんか[ML:Dash]
70 bf11590150_0690 82 なーに 称号なんてただの飾りさ
71 bf11590150_0700 82 僕を見ればわかるだろ
72 bf11590150_0710 82 それにあなたの憂いも一つ減ると思いますよ
73 bf11590150_0720 82 ラウラ殿 朕の勝手でそなたを利用させて欲しい
74 bf11590150_0730 82 今 国民はメツという巨大な影[ML:Dash] 暗き絶望に包まれている
75 bf11590150_0740 82 その絶望の中に花を一輪咲かせて欲しいのだ
76 bf11590150_0750 82 どうしよう
77 bf11590150_0760 82 わかりました
78 bf11590150_0770 82 お受けいたします
79 bf11590150_0780 82 よくぞ言ってくれた
80 bf11590150_0790 82 ラウラ殿の叙勲式は後日 王宮前広場にて執り行う