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1 bf10240100_0010 82 モルスと呼ばれる大地を お前達は見てきたはずだ
2 bf10240100_0020 82 あれが私の世界の末路
3 bf10240100_0030 82 私が[System:Ruby rt=ゲート ]扉[/System:Ruby]を開いたことで 多くの人やものが[ML:Dash ]
4 bf10240100_0040 82 遙か彼方の次元へと消えていった
5 bf10240100_0050 82 残ったのはモルスの地の廃墟と[ML:Dash ]
6 bf10240100_0060 82 私の半身だ[ML:Dash ]
7 bf10240100_0070 82 [ML:undisp ]!!
8 bf10240100_0080 82 その身体は[ML:Dash ]
9 bf10240100_0090 82 私の半身はいずこかの次元に存在する
10 bf10240100_0100 82 だが それももう消える
11 bf10240100_0110 82 消えるとは?
12 bf10240100_0120 82 向こう側の私が潰える時が 近づいているからだ
13 bf10240100_0130 82 [System:Ruby rt=とうさま ]神[/System:Ruby]が[ML:Dash ]
14 bf10240100_0140 82 私は愚かだった
15 bf10240100_0150 82 愚かであるが故に全てを失った
16 bf10240100_0160 82 私は残ったこの半身の消滅を願ったが それは叶わなかった
17 bf10240100_0170 82 これは罰だ[ML:Dash ]
18 bf10240100_0180 82 神が私の犯した罪に下した罰なのだ[ML:Dash ]
19 bf10240100_0190 82 神[ML:Dash ]
20 bf10240100_0200 82 私ができることは一つだけだった
21 bf10240100_0210 82 犯した罪を償うという な
22 bf10240100_0220 82 私はこの世界を再生させると誓った
23 bf10240100_0230 82 まず私が創ったのは
24 bf10240100_0240 82 崩壊した物質を 再生する能力を持った分子体だった
25 bf10240100_0250 82 お前達が雲海と呼ぶものだ
26 bf10240100_0260 82 雲海は接触した物質を分解し
27 bf10240100_0270 82 かつて世界を作り上げていた物質へと 再構成させる力を持っている
28 bf10240100_0290 82 そうして 崩壊した世界を 私は少しずつだが再生していった
29 bf10240100_0300 82 次に私は生命の再生を行った
30 bf10240100_0310 82 かつて存在した 全ての生命の記憶を持った素子[ML:Dash ]
31 bf10240100_0320 82 お前達がコアクリスタルと呼んでいる物質を 雲海へと放った
32 bf10240100_0330 82 放たれたコアクリスタルは 雲海の分子構造と結びつき
33 bf10240100_0340 82 新たな生命核を形成した
34 bf10240100_0350 82 生命核はやがて微細な生命体[ML:Dash ]
35 bf10240100_0360 82 [System:Ruby rt=アルス ]巨神獣[/System:Ruby]へと変化し それは次第に大型のものとなっていった
36 bf10240100_0370 82 やがて 宿した生命情報を基に
37 bf10240100_0380 82 [System:Ruby rt=アルス ]巨神獣[/System:Ruby]達は純粋な生命体を生み出した
38 bf10240100_0390 82 生み出された生命体は長い年月を経て
39 bf10240100_0400 82 新たな人間となっていった
40 bf10240100_0410 82 我々はそうしてこの世界に誕生したのか[ML:Dash ]
41 bf10240100_0420 82 だが そうして誕生した世界を 私は信じていなかった
42 bf10240100_0430 82 また繰り返すのではないか?
43 bf10240100_0440 82 また 私のような者が現れるのではないか
44 bf10240100_0450 82 その疑念を払うために 私はもう一つの計画を実行した
45 bf10240100_0460 82 それがブレイドだ
46 bf10240100_0470 82 [ML:undisp ][ML:Dash ]!
47 bf10240100_0480 82 ウーシア ロゴス プネウマと呼ばれる
48 bf10240100_0490 82 トリニティ・プロセッサーがその要だった
49 bf10240100_0500 82 しかし ウーシアは 時空転移現象と共に消えていた
50 bf10240100_0510 82 私は残されたロゴスとプネウマに ブレイドの管理を任せた
51 bf10240100_0520 82 メツとホムラ[ML:Dash ]
52 bf10240100_0530 82 今はそう呼ばれているお前達のことだ
53 bf10240100_0540 82 プネウマ[ML:Dash ] それが私[ML:Dash ]
54 bf10240100_0550 82 管理とは?
55 bf10240100_0560 82 ブレイドの中核であるコアクリスタルは
56 bf10240100_0570 82 外界からの淘汰圧や 同調した 人間の生命体としての情報だけでなく
57 bf10240100_0580 82 その人間との間に培われた経験や 感情までをも
58 bf10240100_0590 82 ロゴスとプネウマへ送る機能を持っている
59 bf10240100_0600 82 送られた情報は蓄積され
60 bf10240100_0610 82 新たな進化コードを コアクリスタルへと送り返す
61 bf10240100_0620 82 送り返された進化コードは 更なるブレイドを生み出し
62 bf10240100_0630 82 そのブレイドはやがて[System:Ruby rt=アルス ]巨神獣[/System:Ruby]となり
63 bf10240100_0640 82 次なる生命体を創出してゆく[ML:Dash ]
64 bf10240100_0650 82 命の記憶の循環を私は創り出したのだ
65 bf10240100_0660 82 何と遠大な[ML:Dash ]
66 bf10240100_0670 82 気の遠くなるような話じゃ[ML:Dash ]
67 bf10240100_0680 82 オレ達はそうやって 命が繰り返されることによって生まれた[ML:Dash ]
68 bf10240100_0690 82 元の世界の犠牲と引き替えに
69 bf10240100_0700 82 そうだ
70 bf10240100_0710 82 だが僅かに生き残った者達もいた
71 bf10240100_0720 82 お前達もモルスの地で見てきたはずだ
72 bf10240100_0730 82 生きながらえた人の姿を
73 bf10240100_0740 82 [ML:undisp ]!!
74 bf10240100_0750 82 あのモンスター達は もしかして元は人間?
75 bf10240100_0760 82 本来 コアクリスタルは 人の脳細胞の代わりとして生み出されたもの
76 bf10240100_0770 82
77 bf10240100_0780 82 永劫の命を求めた人の業の結晶だ
78 bf10240100_0790 82 そのなれの果てがあの姿[ML:Dash ] か
79 bf10240100_0800 82 だがそれは ブレイドを [System:Ruby rt=アルス ]巨神獣[/System:Ruby]を創り出す端緒ともなった
80 bf10240100_0810 82 それを礎と見るか 犠牲と取るか[ML:Dash ]
81 bf10240100_0820 82 答えはそれぞれ[ML:Dash ] か
82 bf10240100_0830 82 そうして誕生した我々は
83 bf10240100_0840 82 あなたが思うように 変わっていたのでしょうか?
84 bf10240100_0850 82 どう思う?
85 bf10240100_0860 82 私には[ML:Dash ] とても[ML:Dash ]
86 bf10240100_0870 82 そう[ML:Dash ] 先にお前達が体験したあの幻
87 bf10240100_0880 82 あれもまたお前達の持つ心の側面だ
88 bf10240100_0890 82 そしてあの男[ML:Dash ] マルベーニ