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1 bf10230100_0010 82 かつて世界では
2 bf10230100_0020 82 今とは比較にならぬ程の 生存競争が繰り広げられていた
3 bf10230100_0030 82 その姿は醜く しかし美しくもあった
4 bf10230100_0040 82 人は何のために生きる?
5 bf10230100_0050 82 誰のために?
6 bf10230100_0060 82 [ML:undisp ][ML:Dash ]
7 bf10230100_0070 82 己のためだ
8 bf10230100_0080 82 渇望し追い求める姿は 人に備わった本来の姿だ
9 bf10230100_0090 82 だが 私はそれを良しとしなかった
10 bf10230100_0100 82 人に対して絶望していた
11 bf10230100_0110 82 私はその解決を外へと求めた
12 bf10230100_0120 82 ある日 私は扉〈ゲート〉と出会った
13 bf10230100_0130 82 それが何のために我々の前に現れたのか わからない
14 bf10230100_0140 82 だが それはある可能性を秘めていた
15 bf10230100_0150 82 可能性?
16 bf10230100_0160 82 我々の世界は一つだけではない
17 bf10230100_0170 82 多くの世界が 互いの存在を知覚せぬまま
18 bf10230100_0180 82 重なり合って併存している
19 bf10230100_0190 82 扉〈ゲート〉は それら多元的な世界をつなぐ物だった
20 bf10230100_0200 82 私は禁断のとびらを開いた
21 bf10230100_0210 82 それで世界が変わると信じて[ML:Dash ]